フリースタイルダンジョン MONSTARS WARめちゃくちゃ面白かった
もはや説明不要なほど話題沸騰中のフリースタイルダンジョン。
わたしが毎週観ている数少ない番組です。
このフリースタイルダンジョンの特番であるMONSTAR WARが昨日Abema TVで放送されました。
フリースタイルダンジョンの6人のモンスターをリーダーとして、これまでのチャレンジャー達とチームを結成。
この6チームでAsONE形式と呼ばれるフリースタイルラップバトルの頂点を決めるという企画。
AsONE形式とは
実際に開催されているフリースタイルチームバトル「AsONE」のルールを取り入れたもので、各チームで毎ターン8小節のマイクリレーを行う形式。
8小節の各チーム配分は自由。誰から順番に出てもよし、2小節ずつマイクリレーしてもよし、4小節ずつ2人で使ってもよし、なんなら1人で8小節使ってもよし。
今回は各チーム8小節×3ターンの形式が採用された。
これがめちゃくちゃ面白かったので感想を書きたい。
メンバー選出
過去のチャレンジャーから2人×6チームの合計12名が選出。
主に本編において結果を残した実力派メンバー(掌幻、焚巻、TK da 黒ぶち、KOPERUなど)が抜擢され、各リーダーのドラフト形式でチームを決定。
個人的に良かったと思ったのが、SALVADORくんをメンバーに入れたこと。
数いる高校生ラップ選手権出身のメンバーの中から彼を選んだキャスティングは絶妙でした。
初めて観たとき(わたしは本編が初見)はなんだこの生意気なクソガキは、と思ったが、あのメンバーの中でガッチリかましてた肝の据わり方はすごい。
番組中も触れられていたが、漢さんが父親的なポジションで引っ張っていたのだろうか。本編で漢さん相手にバチバチのDISをかましてたのを見てたので余計に感慨深い。服装も漢さんと似てたしね。
バトルの感想 ※以下ネタバレ
個人的なベストバトルは、サイプレス上野 VS R-指定の2ラウンド目。
ビートはMUROのCHAIN REACTION。
R-指定の「一気にこっちにスイッチ」から始まる高度なサンプリングの応酬。
それにジャッジも言ってたようにダチョウ倶楽部ネタの応酬の完成度も高さも相まって一番面白かった。
あとはやはり決勝2ラウンド目。
関西−関東対決でOZROSAURUSのAREA AREAを選ぶDJ SN-Zのセンスがすばらしい。
R-指定からHIDADDYのサンプリングの応酬で流れを掴んだかと思われたが
DOTAMA、掌幻、DragonOneのスキルの高さと絶妙なDIS、そしてDOTAMAさんのマスターベーション→イマジネーションの韻踏みで流れを掴み返した上、トドメの「司会はジブさんだよ!」と何かと喋りたがるHIDADDYを完全に抑えた強烈なDISが決まってクリティカル勝ち。
ものすごく見応えのあるバトルでした。
最後のDOTAMAさんの涙。
途中からモンスターとして参加したものの、あまりいいところがなかったというのもあるのだろうか。
この人のキャラはいまいち読めないが、バトルに賭けているものはとても熱いのだろう。
ラストのマイクリレーも含めて最高だったのですが、
一つだけ言うとすれば、サイバーエージェントの藤田社長が出てくるくだりは正直ちょっと嫌だった。
フリースタイルダンジョン人気、ひいては日本のフリースタイルシーンの人気を爆発的に高めるためにサイバーエージェントの力が非常に大きかったのは間違いない。
番組を続けていく上でスポンサーの重要性も十分にわかる。
しかしあのような形で、ZEEBRAさんを始めとした日本語ラップ界の最前線を切り開いてきた人たちが
いち企業の社長(失礼)に頭を下げる姿を見せられるのは正直あまりいい気分ではなかった。
やるにしても他所でやってほしいというのが本音。
とはいえすばらしい特番でした!
正直ネット配信だけやしそんな力入れてないのかな、ぐらいの軽い気持ちで観てましたが、むちゃくちゃ面白かったです。
これからも続けていってほしいですね。
あわよくばYoutube配信は再開してほしいですね。