こころの筋トレ

こころにも筋トレ。日々の生活の傍らで感じたことを形に

チョロいという表現以外は至極まっとうな意見である

toianna.hatenablog.com

 

読んだ。

 

わたしとしてはおおむね同意見だ。

強いて言うなら炎上の原因は(というかトイアンナさんもわざとやってるんだろうけど)タイトルにも書いたとおり、そのような女の人を「チョロい」と表現したことだけであろう。

 

炎上の理由を考えるのは非常に簡単で、

クリスマスプレゼントを控えたこのタイミングで全国的に人気のブランドを間接的にDISることで、そのブランドが好きな多くの人、そのブランドをプレゼントした/された人の神経を逆撫でしたからということにほかならない。

案の定はてな界隈で大炎上している。

 

 

あえて煽るように書くと、はてな界隈には

ファッション、ブランドに疎い人たち

総じてピュア(恋愛経験が豊富とはいえない)な人たち

が人口比率では圧倒的に多い。

 

 

彼ら彼女らからすると、貧弱なブランド知識を振り絞って色々調べ、安くないお金をはたいてプレゼントした/されたものを貶されたような気持ちになるのはよくわかる。

 

 

とはいえ、特に流行へのアンテナが高い人たち、ファッションや美容へのこだわりの強い人たちからすれば「恋人からもらったものならばなんでも嬉しい」という命題は常に正とは言えないだろう。

例えるならば小さいときに誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントで、ガンダムのプラモデルがほしいのに親が間違ってダンバインを買ってきたようなものである(ダンバインは悪くないのですがあくまでも例です)。

 

自分の持ち物に一定のこだわりを持っている女性は多数いる。

好きなブランドもあれば嫌いなブランドもあるだろうし、たとえ大切な人にプレゼントされたものだとしても、嫌いなブランドのものを肌身離さず持っておくことに抵抗を覚える人がいてもおかしくないだろう。

 

 

元記事では4℃が槍玉に挙がったが、おそらく4℃である意味はそれほど大きくない。4℃的なものは世間に溢れている。

わたしの中での4℃はポール・スミスTHE BODY SHOPだ。

※念のため言っておくがそのブランドの製品が悪いという意味ではない。

 

 

 

しかしトイアンナ氏も言っているが、”チョロい”ことは悪いことではないのだ。

チョロいという言葉が悪いというのであれば「素直に喜べる」と言い換えてもいい。

もっと言うなら、明らかに”チョロい”人の方がモテる。

 

 

 

流行への感度が高めの人は上記の流れを経ることで、センスが研ぎ澄まされる代償にプレゼントを素直に喜ぶ能力が低下する。

イオンにでも入っているTHE BODY SHOPよりもSABONやJohn Masters Organicsが気になるようになり、高いお金を出してそれらの製品を買おうとする。当然プレゼントもそちらをもらえるほうが嬉しいと思うようになるが、逆にBODY SHOPの製品で満足できなくなる。

 

 

わたしはそのことを決して悪く言うつもりはないし、むしろ個人的にはそんな流行感度が高い女の人のほうが好きだ。しかし実際問題としてはBODY SHOPのボディクリームで喜んでくれるような素直な子の方が確実にモテる。

 

 

自身の自己研鑽の結果なのか元々の正確なのかは置いといて、トイアンナさんはもはやBODY SHOPの製品で喜ぶ側ではないのだろう。

 

 

はてな民の怒りもわからんでもないが、実際みんながみんな「自分のために一生懸命考えてくれたプレゼントならなんでも嬉しい」といったピュアな心を持っていないし、その素直さがないことを貶める必要もない。

素直に喜べること(=チョロいこと)は素晴らしい。逆に、自分のこだわりを貫くこともまた素晴らしい。

 

願わくば、これらの人たちの価値観が衝突し、プレゼント交換が微妙な空気にならないことを祈るばかりである。