これは面白かった。
令和の時代になっても暴力団が当たり前に関与することで経済が成立している業界、それが漁業。
密漁ビジネスとそれを見て見ぬ振りしながら経済を回す問屋と消費者、密漁者と警察のいたちごっこ、そして外国マフィアの介入…
横たわる問題が複雑すぎて、理想の姿になかなかたどり着かないという背景がよくわかる。
近年ではうなぎの高騰などはニュース等でも一部取り上げられるようになり、水産庁の動きの悪さなどが批判対象にされているように感じる。しかし理想を主張するだけでは解決せず、絡まった糸を一個ずつ解いていくことが求められるんだろうなとも思い、少しだけ見方が変わった。