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読書レビュー:深夜特急<6>(新潮文庫)/沢木耕太郎

 

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

 

 

どうも、お久しぶりです。

2017年初更新になってしまいました。明けましておめでとうございます。

 

本も読んでなかったわけではないですし未レビューのものも溜まってきてますが、

ひとまず少しずつ出していこうかと。

 

 

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深夜特急(1)を読み始めたときは26歳ぐらいのとき。当時の沢木さんと同じぐらいの歳だったのに、気づけば30代になってしまった。

 

初めて(1)を読んだときとは自分の立場や考え方が変わっているので、後半は今までのような旅をしたい!と突き動かされる衝動はないものの、物語を聞いているような、不思議な心地よさがあった。

 

(3)ぐらいを読んだ29歳ぐらいのとき、「最初に読んだときより旅をしたい気持ちが薄れている!若いうちに早く読み終わらなくては!」と焦ったものだが、今となっては別の視点で読んでもその面白さは普遍だと思っとります。


また面白いのは中東までかな〜と勝手に思ってたのですが、ヨーロッパに入っても相変わらずおもしろい。


その理由は国柄や沢木さんの体験自体よりも、この本がエッセイとしての面白さを持っているからだろうと思う。

 

永遠の青春小説。From youth to Death.
10年前に出会っていたら、僕もふらふらインドとか行ってただろうなあ。

 

しかしおっさんに近い歳になった自分としては、旅から帰ってきてどうやって現実(=日本)と向き合っていったのかがラストで読みたかった。

 

Amazonでも全6巻セットでお求めやすくなってますので、GWに向けて一気読みするのもおすすめです。

 

ほな。