2016年総括:買ってよかった・面白かった本3選
とうとう2016年も終わりですね。
と言っても体感的にはあれよあれよと言う間に大晦日になってしまったような感覚なので、あまり感慨深く振り返ることはありませんでした。
2013年〜2015年は自分でも「下積みの時期」と称していたこともあり、目立った変化もなく防戦一方の日々でしたが、今年は仕事上もプライベート上も大きな変化がある年でした。
本記事でそれらを詳細に書くのはやめておきますが、来年も慌ただしくなりそうです。
ブログ自身は相変わらずの零細っぷりですが、去年に比べてアクセス数もぐんと伸びたようなので嬉しい限りです。継続が大事ですね。
今年読んだ本たち
2年ぐらい前に比べたら随分読書スピードは落ちましたが、なるべくアンテナ張って読むようにしてます。楽しいですしね。
数こそ少ないですが、せっかくなので個人的に良かったものを3冊だけ挙げておきます。
(1)失敗の本質−日本軍の組織論的研究(中公文庫)
- 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/08
- メディア: 文庫
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今年一番学びのあった本を挙げろと言われたらこれを挙げる。有名な本なのでご存知の方も多いでしょう。
太平洋戦争で歴史的な大敗を喫した旧日本軍。その敗北の本質を組織論的な観点、つまり日本軍という組織が、引いては日本国がどのような組織的欠陥を持っていたかを論じた一冊。
読み物としても面白く、学びも多い良書。
こちらにもまとめております。
(2)クラウド・コレクター(ちくま文庫)/クラフト・エヴィング商會
総合的に見て今年一番面白いと思った本はこれ。その発想、物語、カバー、目次、挿絵、すべてが面白い。
でんぱ組.incの夢眠ねむさんも「人生の1冊」として挙げておりました。
あらすじを含めて本書について細かく書くのは避けたい。とりあえず読んでほしい。
(3)マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法(ダイヤモンド社)/ちきりん
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はてなではすっかり炎上芸人のような扱いを受けているちきりん氏の本です(2015年発売ですが)。
身近にある「価値のあるもの」を認識する能力、また「価値のあるもの」の価値を正確に見定める能力(=マーケット感覚)を身につけよう、という趣旨。
わたしちきりん氏はどちらかというと好きでして、とても賢くするどい視点で物事を見られる方だと思っております。以前も書いたのですが、彼女がとかく叩かれがちな理由は、彼女の断定的な物言いが細かい部分を見落とすこととなり、結果としてミスリードを招くことが少なくないからではないかと個人的には思っています。
とはいえ、自分の主張を伝えるために仔細をごまかすという手法自体はわたしもあまり好きではありません。
(おまけ)かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦/赤坂アカ
この歳でラブコメ漫画にハマることになるとは思ってなかった。
面白すぎて全巻そろえたけどなんとなく恥ずかしいのでKindleで購入したという逸品。(Kindle初使用)
かぐや様がなんといってもお可愛すぎるのですが、登場人物は全員お可愛い。もはや会長もお可愛い。
以上で今年の更新は最後です。
皆様よい年越しをお過ごしくださいませ。